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温泉とうつ病養生日記


by sekuharashirei
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病院お遍路から帰りました

病院に行って疲労困憊で帰って来るというどうしようもない状態です。
何とか心療内科と内科を回って帰ってきました。

とにかくもの凄く汗をかくのです。内科医も驚いていました。
微熱が出ているのを自律神経が過剰に反応して大量発汗に繋がっているのだと思います。
理解しにくいと思いますが、暑いのに足だけは汗をかいているので冷えてたまらないのです。
今は帰ってきて少し落ち着いたので汗が少し止まっていますが、発汗すれば当然冷える。
暑いのに肌寒いという説明のしようが無いワケのわからない状態です。

心療内科はもう今日は速攻で帰りたいと謀っていたので、話もそこそこに脱出することに成功。
そもそも話をする余裕が無い。外出しているだけで汗をかいてダルいのです。

最初に「風邪が治らないので体調自体は非常に悪いけれども、ちゃんと内科で治療を受けている。」と言って紛糾しないようにしなくてはなりません。
そのあとで「睡眠が最近悪い。寝付きも悪いし眠りも浅いようだ。」と言えばスムーズに運ぶ。
(なぜ患者が医師のご機嫌を伺いながら診察を受けなければならないのかは全く不明。)

就寝前のマイスリーをハルシオンに置き換えることで彼は納得したので、まあそれでOK。
「ハルシオン飲んだことあったっけ?」とかワケのわからないことを言ってましたがこの際放置。
キツいので薬局で薬を買って速攻で帰ります。

助かった。心療内科で手間取ったらどうしようかと思っていました。
内科は行こうかどうか悩みましたが、明日は祝日で休診ですから一応行っておくことにしました。
予想どおりこっちの方が時間がかかりました。患者も多いし。

困ったことに医師は私が風邪が続いていてお腹はグルグル苦しいし、全身倦怠が酷いと言ったのですが、とっくに治っているはずだからそんなことは無いと言うのです。
まあ体温も37℃を切ってますしね(これだけ汗をかけば熱も下がるというもの)。

でもキツい。非常にキツい。本当にキツいのです。
「喉も痛くないでしょ?」と言われましたが、しっかり腫れているはずだし(耳鼻咽喉科で診察済みでです。厳しい先生に厳しくチェックされました。最近は丸くなったけど)。
一応内科なので聴診器をあてますが、その時にもの凄く汗をかいていることに医師が気づきました。
外出すると特に酷いです。非常に疲れます。

そして最後に医師は思い出した。

「あっ、先週は炎症反応が酷く高かったんだ。4.2もあったんだった(ちなみに3週間前は1.2)。忘れてた! こりゃあダルいと言われても仕方が無い。どうなっているかチェックしておかないと。」

まあ患者もたくさん来るしウンザリもするし忘れちゃったりもするでしょう。
忘れちゃってたことを認めるところはまだ救いがあります。
カルテをめくってくれて助かった。
でも血液検査は嫌かも……。

さてさて、炎症反応は……0.2に下がってました。
でもその代わり白血球が増えていました。
まあそれは自然な流れなので問題はありませんが。
一応白血球さんが菌を退治ようとはしているようです。
しかしウィルスさんは私よりも高等生物のようで、残念ながら苦戦しているようです。
3か月以上も戦線は膠着状態です。先週は負けて入院に追い込まれそうになりましたが。

結局、「まあ様子を見てたら良いんじゃない?」と投げ遣りな結論でおしまい。
薬は整腸剤のみ。

え〜っ、今日に限って抗菌剤を出さないの!?

いつも喜んで出すじゃないですか。そのために来たのに。
私は基本的に抗生物質を飲みたくないのに、今日はそのために来たんですけど。
0.2まで追い落としたんだから、もう3日飲んで完膚なきまでに叩きのめして炎症反応を正常値のマイナスまで戻したいなあ。
炎症反応がマイナスでなお身体症状が続けばそれはやはり慢性疲労症候群を疑うしかなくなる。
微熱、喉の腫れ、神経性の下痢、全身倦怠、大量発汗など、症状的にはバッチリ揃ってますから。

しかし、内科医は神経症状だと思っているから心療内科へ。
心療内科医は風邪の症状は内科で診てもらえと事実上のたらい回し状態。

といって、私はそう怒っているわけではありません。脱力はしますが。

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最後は自分で何とかするしかありません。

幸いなことに先週から心療内科で補中益気湯を処方してもらっていますから、後はビタミンCとビタミンB12、まあビタミン全般を摂取できるようにすれば良い。
病院で純粋な製剤を投与してもらうのが一番ですが、それが難しければビタミン製剤は市販でも結構売られていますし、どの程度吸収できるかわかりませんが安価なサプリを試してみても良い。

もちろんストレス管理が一番大切でしょう。
抗うつ薬というのは対症療法なので、症状は抑える役割を果たすでしょうが。
私はどうも抗うつ薬が効いていないので原因となるストレスを軽くしていくことが一番です。

私の場合は家庭環境でしょうね。
しかしこれを改善するのはなかなか難しい。
私1人が改善しようとしても相手の存在があるから今までどうにもならなかったわけですし。
今はカウンセリングも利用していますが、自分が完成してしまっている人、頑固な人はなかなか自分を変えようとしませんからねえ。私のことですが。
でもこれからは日本でもカウンセリングを中心に治療していく方向に向かうハズ(向かわないかも。製薬会社の利益を脅かしますからね。)ですから利用できる環境にあるなら利用するのがベターですね。薬には副作用もありますから、出来れば減らしたほうが良いし。


医療とはサービス業。
サービスということは患者は消費者。
間違った買い物をしないためには消費者自身が賢くなることも大切。
自分で自分のことをよく考え、自分にとって必要なサービスが何であるかを掴むことが必要です。
現状では1カ所に全てをお任せにすることは無理があります。
医師は全員が天才名医というわけではありませんから。
それぞれに得意分野があれば不得意分野もあり、人間ですから当然性格もあります。
自分に3つのサービスが必要だと思えば、それぞれを得意なところ、対応してくれるところに求めるのも選択肢です。

例えば今の私なら、抗うつ薬とカウンセリングは精神科で受けられます。
医師はカウンセリングが出来るわけではないので、薬は処方の得意な医師にかかり、カウンセリングは良いカウンセラーに求めるのがベター。
今の病院は内科的なことは取り合ってくれませんので、それはそれで専門の診療科にかかるのが一番。
とりあえず高い炎症反応が出ていると言うことは神経症状だけではなく、何かの菌に感染していることも確定ですので、それは内科で診てもらうのが良いでしょう。
症状として今は腰の痛みも酷いので、それは良い整骨院や整形外科に行くのが一番。温泉も○。

医師に期待しすぎて何でもかんでも頼ろうとするからガッカリする。
逆にサービス業なのですから、わざわざサービスの悪い店を利用することもありません。
基本的には管理価格なので同じ額を払うなら納得できる良い店に行ったほうが良い。
眼鏡は眼鏡屋さん、靴は靴屋さん、花は花屋さん。
1つのスーパーで全部調達しようとすると品質に難が出てくる。
医療というサービス業は今のところ基本的には同じ商品はどこでも同じ価格なのですから。
それに安住して品質を落としている店もあれば頑張っているお店もあります。
同じ鯛の刺身でも新しい古いがあります。腐った鯛は鯛ではあるけど腐っています。

私は長年の医療というサービス業との付き合いからすでに医師に対する信頼をなくしてしまいました。
腹が立つことがあっても所詮はわがままで世間知らずの個人営業主と思えば諦めも付くと言うもの。
多くを期待せず、彼らが出来ることを求めるしかない。

そのためには自分で自分のことをしっかりと把握する必要があります。
自分で自分の抱える病状をある程度は調べて、どうしたらいいのかを考えないといけない。
それを代行してくれるサービス業が総合診療科なのでしょうが、地方ではそんなお店はありませんから良いかかりつけ医を持つのが現実的。

良いかかりつけ医とは自分に出来ること出来ないことをわかっていて、患者の抱えている病気をより良い方法で治そうとし、自分に出来ないときには治療が出来る医師を紹介してくれる医師だと思います。
しかし商売ですから美味しい焼き肉を食べに来たお客さんに、同じ価格帯なら別の店のほうが美味しいと言って客を逃がす店があるとは思えない。プライドもありますしね。
良いかかりつけ医を持つのが現実的と言っておきながら、それは実は理想でしかない。

私の場合は良いカウンセラーさんを見つけるのが一番良いかも。
前のカウンセラーさんは素晴らしかったなあと思い出してしまった。
彼女が初めてのカウンセラーさんで、カウンセリングを受けて良かったと思ったのですが。
約1年お世話になって、元気にもなってきたのですが、遠くへ行かれてしまった。
(注:亡くなられたのではありませんよ。(^_^; 物理的に遠くへ引っ越してしまったのです。)

最後にはやはり自分で自分を救うしかないのか。
そう考えると立ちはだかる現実の前に絶望してしまう今日この頃です。

私がヒルズの住人なら専用の良い病院も入っているのですけど。


少し前に「女王の教室」という人気ドラマがありました。
私は肌に合いませんでしたが、天海祐希演ずる阿久津真矢という教師が第1話での言葉に

「特権階級の人間は、ディズニーランドでも特別の入口から入って並ばずに人気のアトラクションに
乗る事が出来る。」

というのがありましたが、DVDでは別の台詞に置き換えられているそうです。
それを知ったらDVDでもう一度見てみようかという気も霧散しました。

名曲をお送りしましょう(この曲も変わっていますけどね)。



こ〜の、いくぢなしがっ!!


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by sekuharashirei | 2011-11-22 23:16 | うつ