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温泉とうつ病養生日記


by sekuharashirei
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初雪が降りしきるなかを

昨夜も2時半頃就寝。
途中何度も目が覚めて、7時に一度起きた。
うん、この時間に目が覚めれば人間ドックの日も助かるのだけど。
しかし眠気とダルさで起きることはできず再び寝込む。
11時頃カーテンを開けて外を見ると、雪が降っていた。
寒いと思った。初雪だ。

そのまま2時過ぎまで再び寝込む。
寝込むと行っても眠っているわけではない。
強烈な全身倦怠と悪心にたえて横になっているだけだ。
例によって朝と昼はエサを食べられない。
吐き気がして食欲が無く、受け付けないのだ。
小さくちぎったパンを食べて薬を飲んだ。
朝の薬は昼に。昼の薬は2時頃飲んだ。

しかし無理矢理起き出して洗面などの身支度をする。
そしてあろうことか雪が降りしきるなか外へ歩きに出た。
身体の不調も酷かったので歩きたくなかったが、無理に歩きに出た。
もちろん医師にはこのような行為は絶対禁止されている。
せっかく貯めた気力と体力を使い果たしてしまい、体調を崩してしまうからだ。
それでもなにか義務感のようなものに突き動かされて歩く。
家族は大喜びである。
どんな状態であろうと私が動けばそれで満足して彼奴等は喜ぶ。

寒いのでベストを着て厚着。
さらに何年も前にユニクロで買ったフード付きの中綿入りパーカーを着て耐寒装備。
手袋も装備。
でも下はいつも履いているチノパンで寒々だ。

雪の降りしきるなか歩いているような人間は他にいなかった。
寒いので体温が上がりにくいのかある意味歩きやすい。
いつもの40分コースにプラスして60分コースを歩いてしまった。
体調も悪い上にこの悪条件下でいつもよりキツイ運動をするのは大バカ者である。
きっと明日には反動が出るなり、風邪をひくなりするだろう。

帰ってくると身体はグッタリだった。
パーカーとチノパンは濡れてしまい、室内に干した。
例によって相棒の再放送を布団にくるまって見る。
このために歩く時間をずらしているのだ。

見終わると今日は近所の温泉へ。
少し長く浸かって温まった。
やはり大きな浴槽は気持ちが良い。
お客も多かったのでのんびりはできなかったけど、家のお風呂とは全然違う。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

相変わらず胃がムカムカして吐き気がする。
食後の歯磨きは気持ち悪くて吐いてしまうので、しっかりできない。
服薬は歯磨きのあとにしている。
苦しんでいる私を見てクソ親父は胃がんだ胃がんだとはやし立てる。
彼奴には人の気持ちを思いやるという感情が欠落している。
こんな家にいるのは本当に嫌だ。
うつが良くなるはずがない。
それは初診の精神科医に見抜かれて、親どもは医師から呼ばれるも会わずに逃げ出してしまった。
そのくせ職場の人間には毎週会って、私を責め続けた。

明日また雪が降って私が具合が悪くて寝込んでいても、今日は歩かないのかと起こしに来るだろう。
そしてオヤジ様は胃がんだとほくそ笑むのである。
暖かい幸せな家庭に生まれることができて私は幸せだ。


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by sekuharashirei | 2012-12-07 00:10 | うつ